人生の迷子になったら、6歳の自分に会いに行く。
わたしは一体何にワクワクするのか。今のままでいいのか。目指す方向性はあっているのか。
そんなことを考え始めると、頭がぐるぐるしてきて、ついには人生の迷子になってしまう。
例えば、仕事というテーマひとつを取ってみても、辛いことが続くと、
・好きで続けているのか、
・見栄から頑張っているのか、
・意地になっているのか、
・親や周りの期待に応えるためなのか。
じぶんでもどんな理由で踏ん張っているのか、訳が分からなくなって、心の声が曇る。
そんな時は、そっと目を閉じて、6歳のじぶんを呼び起こす。
6歳の頃、父親の留学に連れられて、わたしたち家族3人は首都大学東京のキャンパス内にある国際交流会館で1年間暮らした。中国の郊外から出てきた田舎娘にとって、都内にある新築ピカピカのキャンパスは言葉に尽くせない程まぶしく、「日本すげー、先進国パナイ、資本主義万歳…!」と、中国で叩き込まれた社会主義思想からコンマ5秒で脱却させられたほどの魅力を放っていた。
キラキラ☆した快適絶頂な先進国☆ライフは2日で終焉を告げ、来日3日目にして、「コンニチハ、キモチワルイ、トイレニイキタイ」と3語のみ父から叩き込まれた後に、わたしは「あいうえお」も分からぬまま現地小学校の入学式にぶち込まれた。阿鼻叫喚なサバイバルゲームの始まりだった。
そういった意味で、言語のキャッチアップを含めた勉強はとてもきつかったけれども、何もかも真っ新なチャレンジングな環境、親切で優しい先生・同級生に囲まれて、わたしはすくすく楽しく育った。
そんな6歳の精一杯生きていた自分。
人生の迷子になって、本当に本当に行き詰ったときは、昔住んでいた留学生会館まで足を運んで、当時の自分に会いに行く。それが、今日だったのだけれども。
芝生の上にごろんと横になって、緑のにおいを、胸いっぱいに吸い込む。目を閉じて、耳をすます。
すると、遠い記憶とともに小さい女の子の姿が脳裏に浮かぶ。懐かしい声が聞こえる。
「お父さんとお母さんに仲良くなってほしい。」
うんうん。毎年クリスマスではサンタさんに、神社では神様にお願いしていたよね。あれから数年後に二人は結局離婚しちゃうんだけど、まわりまわって、20年経った今は友人として凄く仲良くしているよ…!結婚の形だけが、正解じゃなかったんだよ。
「クラスのみんなみたいに、キャンプに行きたい。BBQしてみたい」
うちにはそんな余裕なかったもんね。でも大丈夫。大人になったら全部出来るから。夏には海に行けるし、冬にはスキーにも行ける。たくさん、たくさん行けるよ。
「ディズニーランドに行きたい」
大人になったらいくらでも行けるよ!それに、お土産だって買えるようになる。この間はね、おっきな風船を買ってもらったよ。しかも、光るやつ!wいままで、ずっと買ってもらえなくて、持っている子がとてもとても、羨ましかったね。ディズニーランドを出てからも、家に着くまで、ずっとピカピカさせて自慢したよ!
(光る仕様w)
こんな風に、6歳のじぶんと、ひとつひとつ、今まで叶えた夢、まだ叶えてない夢の答え合わせをする。
すると、あ、まだコレ、叶えられていない!出来るのにやっていない!と気付く瞬間に出逢う。
それが、これからの宿題になり、目標となる。
いつだって、わたしは外界の声ではなく、幼かったじぶんの夢を叶えることを目的に生きていきたい。
そして、今現在、どうしても叶えることが出来ない夢は、
38歳のじぶん、48歳のじぶんと未来のわたしを信じて、託していきたい。
いつでも、どんなときでも、ヒーローは未来のじぶんだって、
そう胸を張って言えることが、究極的な自信、自分を信じることだと思う。
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